近年、テレワークの普及や、おうち時間が広まったことなどにより、お庭やベランダに人工芝を施工するのが流行っています。
簡単に敷くだけで綺麗な芝生にできますし、外出がしにくい今、自宅にいながら外出気分を味わえて気分転換になります。
本記事ではDIYで人工芝を敷こうと考えている方に向けて、人工芝施工に必須なものから、あると便利なものを16点ご紹介します。
これから施工する方は「意外と多い!」と感じたのではないでしょうか?
そう、人工芝施工にあたって用意したいものはたくさんあるのです。
後半では施工手順と共に何が必要かもご紹介するので、実際の施工をイメージしながら確認してみてください。
- 1 人工芝施工に必要・あると便利な16個のアイテム
- 1.1 【1】人工芝
- 1.2 【2】防草シート(下地が土の場合)
- 1.3 【3】U字ピンとハンマー(下地が土の場合)
- 1.4 【4】専用両面テープ・接着剤(下地がコンクリートの場合)
- 1.5 【5】ジョイントテープ
- 1.6 【6】養生テープ・マスキングテープ
- 1.7 【7】マジック・チョーク
- 1.8 【8】ハサミ・カッター
- 1.9 【9】メジャー・定規
- 1.10 【10】軍手
- 1.11 【11】スコップ(下地が土の場合)
- 1.12 【12】鋤簾(ジョレン)(下地が土の場合)
- 1.13 【13】レンガやブロック・トンボ・転圧機(下地が土の場合)
- 1.14 【14】山砂(下地が土の場合)
- 1.15 【15】珪砂
- 1.16 【16】デッキブラシ
- 2 人工芝の施工手順と場面ごとに使う道具
- 3 作業中に慌てないように事前に道具を用意しておこう!
人工芝施工に必要・あると便利な16個のアイテム
人工芝施工に必要、もしくは、あると便利なアイテムは全部で16点です。
各アイテムに必須か、あると便利なのか、他で代用できるか記載しているので、買い物に行く前に読んでみてください。
【1】人工芝
- 必須/あると便利 :必須
- 代用品 :なし
人工芝施工をする訳ですから、人工芝は欠かせません。
あらかじめ施工する面積を測っておいて、何メートル必要なのか計算しておきましょう。
とりあえず買っておいて、後から買い足すのは、あまりおすすめできません。
何故なら、同じ商品が欠品してしまう可能性があり、入荷に時間がかかるといつまでも半分だけ更地のまま、なんてことが起こるかもしれないからです。
さらに、保存状態や使用状況によって風合いや見た目が変わってしまうので、後から同じ商品を手に入れても「敷いてみたらなんとなく見た目が違う……」なんてこともありうるからです。
あらかじめ必要な分はまとめて買っておきましょう。
【2】防草シート(下地が土の場合)
- 必須/あると便利 :必須
- 代用品 :なし
防草シートは人工芝の下に敷いて、雑草が生えてくるのを防ぐものです。
日光を地面に当てないことで雑草の発芽や成長を抑えます。
人工芝の中には防草機能が付いたものがありますが、機能が付いていないなら、間違いなく防草シートを敷いておく必要があります。
人工芝単体でもある程度雑草を抑制することはできますが、芝の継ぎ目部分などはどうしても生えてきやすいので、草むしりから解放されたいなら用意しましょう。
下地がコンクリートの場合は雑草が生えてこないので必要ありません。
【3】U字ピンとハンマー(下地が土の場合)
- 必須/あると便利 :必須
- 代用品 :なし
U字ピンは防草シートや人工芝を固定するものです。
下地が土の場合、地面に打ち込んで使用します。
防草シートや人工芝とセットになっているものもありますが、大体防草シートは1m間隔で、人工芝は50㎝間隔で固定するので、セットされているU字ピンが足りなければ買い足しておきましょう。
また、ピンを打ち込むためのハンマーが必要です。
ゴムハンマーならU字ピンの塗装が剥げないのでおすすめです。
【4】専用両面テープ・接着剤(下地がコンクリートの場合)
- 必須/あると便利 :必須
- 代用品 :なし
下地が土の場合はU字ピンで人工芝を固定しますが、下地がコンクリートの場合は専用の両面テープや接着剤を利用して固定します。
「敷くだけではだめなの?」と感じた方もいらっしゃると思いますが、台風などの強風で飛ばされる危険性があるので、なるべく固定したほうが良いです。
実際に人工芝を持ってみた方ならわかると思いますが、人工芝自体はかなり重みがありますが、ペラペラしたシート状なので、いったん風でめくれると勢いよく飛ばされてしまいます。
あの重みのある、人工芝が飛んで来たらかなり危険です。
安全性のために必ず固定してください。
唯一例外があり、注意したいのが賃貸の場合です。
人工芝専用の両面テープや接着剤は強力で、剥がすときにコンクリートの防水塗料を一緒に剥がしてしまう可能性があるのです。
賃貸のベランダや屋上に敷く場合は管理会社に確認するか、人工芝の上に重りを置いて飛ばされないように工夫する必要があります。
【5】ジョイントテープ
- 必須/あると便利 :必須
- 代用品 :なし
ジョイントテープは人工芝同士をつなげる際に使用するものです。
使う人工芝が複数枚の場合は用意しましょう。
人工芝の継ぎ目を最初につなぎ合わせることで、後からずれたり、人工芝が浮いたりすることを防ぐことが出来ます。
ジョイントシートの場合、人工芝用のボンドが必要になります。
【6】養生テープ・マスキングテープ
- 必須/あると便利 :必須
- 代用品 :なし
ジョイントテープで人工芝を張り合わせるときに、芝部分が接着面に付かないように養生するときに使用します。
芝が接着面についてしまうと、継ぎ目がわかりやすく、見た目が悪くなってしまいます。
【7】マジック・チョーク
- 必須/あると便利 :あると便利
- 代用品 :なし
人工芝をカットする際の目印に使用します。
カッターの刃を逆にしてケガキを入れるのも良いですが、初心者なら無理せずにカラーマジックやチョークを使用すると安心です。
【8】ハサミ・カッター
- 必須/あると便利 :必須
- 代用品 :なし
人工芝や防草シートをカットするのに使用します。
防草シートはハサミ、人工芝はカッターを使うのがおすすめです。
ハサミで人工芝を切ることもできますが、手が痛くなるので、なるべく大き目のハサミを用意するか、無理せずカッターを使うのが良いと言えます。
カッターも大き目のものを用意しましょう。
【9】メジャー・定規
- 必須/あると便利 :必須
- 代用品 :なし
防草シートや人工芝を測る際に使います。
人工芝はロール状になっているので、広げた時に元に戻ろうとする力が働きます。
芝の力に負けないように、定規は重みがあるものが便利です。
【10】軍手
- 必須/あると便利 :必須
- 代用品 :なし
人工芝の裏地は硬いので手をケガしないよう、軍手をはめて作業しましょう。
カッターやハサミで手を切らないようにする目的もあります。
【11】スコップ(下地が土の場合)
- 必須/あると便利 :必須
- 代用品 :なし
下地が土の場合、人工芝を敷く前に整地作業を行わないといけません。
土を補填したり、地面を平らにしたりするために大小のスコップを用意しておきましょう。
【12】鋤簾(ジョレン)(下地が土の場合)
- 必須/あると便利 :あると便利
- 代用品 :スコップ
鋤簾(ジョレン)とは、土砂やゴミをかき寄せる際に使う道具です。
除草作業の際に雑草を根っこごと取り除けるので、あると便利です。
地面を平らに出来るので、そのまま整地作業にも使えます。
【13】レンガやブロック・トンボ・転圧機(下地が土の場合)
- 必須/あると便利 :あると便利
- 代用品 :スコップ
下地を転圧する際に使います。
転圧機はホームセンターや建設会社でレンタルできることもあるので、広範囲を施工する際は探しておくと良いです。
トンボは地面を均して転圧できますし、レンガやブロックは地面を叩いて転圧します。
【14】山砂(下地が土の場合)
- 必須/あると便利 :必須
- 代用品 :なし
地面の水はけを良くするために、山砂を庭に撒いて転圧しておくと良いです。
ホームセンターで購入する場合、「岩瀬砂」や「真砂土」というものを購入してください。
【15】珪砂
- 必須/あると便利 :必須
- 代用品 :なし
施工後に人工芝の上に撒いて、耐久性を上げるものです。
重みがでるのでめくれ防止にもなります。
家庭用の人工芝で使用することは稀なので、なくても構いませんが、駐車場など負荷が高い場所に施工した場合は精査を敷き詰めてください。
【16】デッキブラシ
- 必須/あると便利 :必須
- 代用品 :なし
人工芝施工後にブラッシングするために使用します。
半年に1回程度、全体をブラッシングすると人工芝が長持ちするので、レンタルではなく購入しておくと良いです。
人工芝の施工手順と場面ごとに使う道具
下地が土の場合と、コンクリートの場合に分けて、施工手順をご紹介します。
手順事に必要な道具も載せているので参考にしてください。
下地が土の場合
1.除草
雑草を除去しておきます。
除草剤を使ってもいいですが、お子さんやペットがいるご家庭では避けた方が良いでしょう。
必要なもの
- 【11】スコップ
- 【12】鋤簾(ジョレン)
2.整地作業
山砂を敷いて平らに均し、転圧していきます。
必要なもの
- 【11】スコップ
- 【12】鋤簾(ジョレン)
- 【13】レンガやブロック・トンボ・転圧機
- 【14】山砂
3.防草シート敷き
施工場所に合わせて防草シートを敷いて、U字ピンで固定します。
必要なもの
- 【2】防草シート
- 【3】U字ピンとハンマー
- 【7】マジック・チョーク
- 【8】ハサミ・カッター
- 【9】メジャー・定規
4.人工芝敷き
施工場所に合わせて人工芝をカット、つなぎ目をジョイントテープで固定してから、U字ピンで固定します。
必要なもの
- 【1】人工芝
- 【3】U字ピンとハンマー(下地が土の場合)
- 【5】ジョイントテープ
- 【6】養生テープ・マスキングテープ
- 【7】マジック・チョーク
- 【8】ハサミ・カッター
- 【9】メジャー・定規
- 【10】軍手
5.デッキブラシで整えて完成!
デッキブラシで芝生を起こして完成です。
場合によっては珪砂を入れてからデッキブラシでブラッシングします。
必要なもの
- 【15】珪砂
- 【16】デッキブラシ
下地がコンクリートの場合
1.人工芝敷き
施工場所に合わせて人工芝をカット、つなぎ目をジョイントテープで固定してから、両面テープや接着剤で固定します。
必要なもの
- 【1】人工芝
- 【4】専用両面テープ・接着剤
- 【5】ジョイントテープ
- 【6】養生テープ・マスキングテープ
- 【7】マジック・チョーク
- 【8】ハサミ・カッター
- 【9】メジャー・定規
- 【10】軍手
2.デッキブラシで整えて完成!
デッキブラシで芝生を起こして完成です。
必要なもの
- 【16】デッキブラシ
作業中に慌てないように事前に道具を用意しておこう!
人工芝施工の際に必要なもの、あったら便利なものをご紹介しました。
意外と多いですが、施工中に必要なものが無くなると大変です。
事前にしっかり準備してDIYを始めましょう!