山善(YAMAZEN)と言えば、安くシンプルな家具・家電製品を売り出しているメーカーとして人気です。
そんな家具・家電製品のイメージが強い山善ですが、人工芝も取り扱いがあるのです。
今回は、数ある人工芝の中でも、山善のリアル人工芝に関してご紹介します。
忖度なしで辛口評価していきますので、購入を検討している方はぜひ参考にしてみてください。
「山善」の人工芝の基本情報
山善のリアル人工芝は大きく分けて次の3種類の製品があります。
- もっともシンプルなリアル人工芝
- 防炎機能付きのリアル人工芝
- ハイスペックリアル人工芝
今回は①もっともシンプルなリアル人工芝 についてご紹介していきます。
芝丈35mmと長めの毛足でふかふか、芝生1本1本が細めに作られているので手触りが良いだけでなく、見た目にもリアルさが増しています。
強度を増すために密度が高くなっており、一般的な人工芝の芝密度が約240,000~392,000本/㎡に対して山善は約399,000/㎡と平均よりも高くなっています。
芝が細いと抜けやすいように感じますが、芝が抜けにくいように3層構造+ラテックス構造ということで、耐久力も増しています。
さらに、基布は柔らかいオリジナル基布を採用しており、重量を抑えて、カッティングなど施工しやすさも兼ね備えています。
また、注目したいのは安全性の高さです。
各社人工芝販売メーカーではEU基準のREACHで化学物質の検査をしています。
山善も例外なく、191項目で未検出を記録していますが、さらに日本の品質検査も行っています。
結果は厚生労働省が定めるホルムアルデヒドをはるかに下回り、乳幼児繊維製品の基準値も下回っているので、お子様にも安全な製品であると証明されました。
また、耐候試験でも最高級である5級を取得しているので、過酷な屋外でも長持ちする製品であると認められています。
価格(公式) | 1m×2m 3,999円 1m×5m 6,799円 1m×10m 9,999円 1m×20m 23,999円 2m×5m 14,999円 2m×10m 23,999円 |
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芝丈 | 35mm |
カラー | 夏芝、春芝・秋芝 |
材質 | 芝:ポリエチレン、ポリプロピレン 土台:ポリプロピレン |
芝形 | 平型 |
芝密度 | 約399,000/㎡ |
排水穴 | 縦12㎝横9㎝ |
その他 | REACH191項目クリア、3層構造、ラテックス構造、耐候級:5級 |
「山善」の人工芝を実際に使ってみた人の感想は?
実際に購入し、使用した方の口コミを集めてみました。
「山善」の人工芝の良い評価
施工場所が長方形でないためツギハギが出てしまいましたが、綺麗に張る事ができました。Uピンがたくさんついていたので、付属品だけで固定することが出来て良かったです。
庭の雑草がひどくなり、草刈りもきつくなってきたので防草シートを敷くことに。せっかくならと、防草シート付の人工芝にしました。購入の手間なく、一度に敷けてとても便利でした。2,3か月たっても全く雑草が生えず快適です。
あまり期待していなかったのですが、踏み心地が良くて驚きました。枯葉やゴミが入り込んで掃除が大変なのでは?という心配も気にならず、雨水が溜まることもありません。犬の足が滑らないので良い商品です。いい買い物をしました。
「山善」の人工芝の悪い評価
春秋芝を2本購入しましたが、まったく色味が違いました。素人施工とはいえ、色が違うので継ぎ目が目立ちます。夏芝にすれば良かったかな。
防草シート付きで、防草シートを敷く手間が省けるということで購入しましたが、防草シートがずれて付けられており、敷き直す二度手間が発生しました。ものは良いのに残念です。
安価だったので購入しましたが、半年後から静電気が物凄く、子供も怖がってしまったため1年ちょっとで外しました。遊ぶたびにバチバチしてその恐怖でそこで遊ぶことすらしなくなりました。夏でも変わらず静電気がひどいです。
口コミ・評判からわかった「山善」人工芝の良い特徴
口コミをまとめてわかった、山善リアル人工芝の、良い特徴を解説していきます。
良い特徴1:防草シート付きで便利
Amazonはまだ旧製品ですが、楽天では防草シート付きで人工芝が販売されています。
2019年3月にリニューアルされて、今の人工芝と防草シートがセットになった製品になりました。
人工芝と防草シートが一緒にロールされているので、一度の施工作業で、防草シート、人工芝の2枚を敷くことが出来て大変便利です。
また、本来、防草シートは端を10cm程度重ねないと隙間から日光が入り込んで雑草が生えてしまいます。
それを防ぐために、防草シートは1.1mのフチ付きになっているので、カバーが安易でより雑草を防ぐことができます。
良い特徴2:踏み心地が気持ちいい
35mmの芝丈に細めの芝生は、ふかふかで手触りが良いと評判です。
芝形はV型など、変形させるとクッション性が高まり長持ちするというメリットがありますが、チクチクしてしまうデメリットがあります。
一方、山善の人工芝は平型で耐久性は劣りますが、手触りは抜群です。
さらに、平型で細めの芝をカバーするためにも芝密度が高く作られているのでふかふかした感触を楽しむことができます。
初めて素足で上った方や寝転んでみた方はそのクッション性、手触りの良さに驚かれるでしょう。
良い特徴3:付属のピンが優秀
山善の人工芝には固定するためのU字ピンが付属として付きます。
わざわざ別に買う必要がないので便利です。
別で購入する場合、何本必要なのか確認しなくてはならないし、余ってしまって困る事もあると思います。
そうした手間、不便がなくなるので大変便利だという口コミがありました。
また。付属のU字ピンは緑色なので目立ちにくく、芝生に馴染みます。
口コミからわかった「山善」人工芝の悪い特徴
一方で、口コミで言及されていた「山善」の人工芝の悪い点についてもまとめました。
悪い特徴1:春芝・秋芝の色味が違う
山善は夏芝・春芝・秋芝の2色展開です。
しかし、この春芝・秋芝の色味が違うという口コミが多くありました。
同時購入でも、ロールごとに色が違うようです。
製造時期や倉庫での保存状況によって、購入時期により色味が異なるのはよくある事ですが、同時期に購入した物で色味が違うことはあまりないです。
夏色は安定しているようなので、複数本の購入を検討している場合は夏色にした方が無難かもしれません。
悪い特徴2:防草シートがずれている
防草シートと一緒にロール状になっているのはメリットですが、それがずれているものがあるようです。
人によっては一度ばらしてから敷き直した方もいらっしゃるようです。
確かに便利なのですが、何本かはズレているかもしれないというリスクは覚悟した方がいいかもしれません。
また、あまりにひどい場合は交換も検討しましょう。
悪い特徴3:静電気が起こりやすい
山善の人工芝は、静電気防止機能は付いていません。
もともと人工芝は静電気が起きやすく、さらに細い芝で35mmと長め、芝密度も高いので摩擦が起きやすいのでしょう。
水を撒いたり、人工芝用の静電気防止スプレーを使用したりすれば軽減するので、悩んでいる方は試してみてください。
防草シート付きでコスパ◎手間をかけないなら「山善」がおすすめ!
山善のリアル人工芝を辛口評価してきました。
防草シート付きは非常に便利で、一度の作業で防草シートも人工芝も敷けてしまうのは魅力的です。
芝生も細目で手触りが良い点も評価できます。
しかし、平型の芝形ということで耐久面に関しては疑問があります。
耐候試験も5級と、紫外線に強いことはわかりますが、実際に芝生の上で過ごした場合には芝が倒れやすそうです。
春芝・秋芝の色味が違うのも残念なポイントです。
安価でコスパには優れている商品なので、2~3年で交換を目安に使うのが良さそうです。