人工芝の水はけが悪い!と思ったときに考えられる4つの原因

DIY初心者でも手軽に挑戦することができる人工芝。

しかし、人工芝を設置した直後は綺麗でも、雨が降ると表面に凹凸ができたり、人工芝全体が水たまりのようになったりしてしまう場合があります。

表面の凹凸や水が溜まる現象は水はけが悪いことが原因です。

この記事では、人工芝の水はけが悪くなる原因や対策方法について解説いたします。

人工芝の水はけが悪くなる4つの原因

「人工芝の水はけが悪い!」と感じたときは原因を探ることが大切です。

人工芝の水はけが悪い原因は主に以下の4つが考えられます。

1、下地の土の保水性が高い

下地に使われている土の保水性が高いと人工芝の水はけが悪くなる原因になります。

保水性が高い土とは、田んぼや園芸用の粘度が高い土のことです。

以前田んぼだった土地を利用して家を建てた場合は地面の土の保水性が高いことがあります。

また、ガーデニングをしていたスペースに人工芝を設置するというのもよくあるケースです。

粘土質で保水性の高い土を下地にしてしまうと、雨が降った後に人工芝の表面に凹凸ができてしまうことがあります。

表面に凹凸ができてしまうのは、下地の水はけが悪く、行き場をなくした水分が土の中で動くことが原因です。

2、下地材を入れていない

下地材を入れていないことも人工芝の水はけが悪い原因の1つです。

下地に使われている土の保水性が高いときは、下地の上から約3cmほど下地材を敷く場合があります。

下地材を敷くかどうかの判断は業者によって異なります。

しかし、下地材を敷くことで水はけがよくなるケースがあるため、必要な場合は使用されている方法です。

下地材には主に水はけがよく固まりやすい山砂や再生砂が使われます。

3、透水穴が小さい

透水穴が空いていなかったり、空いていても小さかったりした場合も、水はけが悪くなる原因です。

透水穴とは、人工芝の基布に空いている水抜き用の穴のことです。

透水穴が空いていないと人工芝の表面が水たまりのようになってしまいます。

ホームセンターやネットショップなどで安く販売されている人工芝は透水穴が空いていないものもあります。

購入する際は必ず透水穴が空いているか確認することが大切です。

4、地面に勾配がついていない

コンクリートの上に人工芝を敷く場合、必ず勾配をつける必要があります。

コンクリートは地面とは違い水を吸収しません。

そのため、勾配がついていないと水が行き場をなくして水たまりのようになり「水はけが悪い」と感じてしまうのです。

人工芝の水はけをよくするための対策方法は?

人工芝の水はけが悪い原因は下地や人工芝自体の透水性にあることが分かりました。

水はけが悪い状態をそのままにしておくと、カビや虫、コケなどの原因となります。

また、人工芝を敷いたあとにカビや虫、コケが発生してしまったり、表面に凹凸ができてしまったりすると、人工芝をすべて剥がして綺麗にする必要があります。

人工芝を剥がすには手間やコストがかかってしまうため、水はけが悪い状態を放置しないことが重要です。

透水性の高い人工芝を選ぶ

人工芝の水はけをよくするためには、透水性の高い人工芝を選ぶことが大切です。

水はけのよい人工芝には透水穴が一定の間隔で空けられています。

また、透水穴がなくても裏面が不織布でできている人工芝は水はけがよく、カットもしやすいのでおすすめです。

下地に水はけ対策を施す

地面の土を水はけのよいものにしたり、勾配をつけたりと下地を作る段階で水はけ対策を行うことも重要です。

地面に保水性の高い土が使われている場合は、すべて取り除いで土壌改良するという方法もあります。

水はけの良い土にしたり、勾配をつけたりしても水はけがよくならないという場合は、暗渠排水(あんきょはいすい)や雨水浸透桝(うすいしんとうます)を利用するのも一つの手段です。

暗渠排水

暗渠排水とは、地中にパイプを埋め込むことで効率よく水を排水する方法です。

水が通るためのパイプは、雨水浸透桝と繋げます。

雨水浸透桝とは、庭に降った雨を地面へ浸透させることができる設備です。

バケツのような形状をしており、側面や底面には水を地面に浸透させるための浸透孔が空けられています。

暗渠排水を設置するための作業手順は以下の通りです。

  1. 雨水浸透桝を設置する位置を決める。
  2. 雨水浸透桝とパイプを埋めるための溝を掘る
  3. 堀った溝に水はけのよい砂利を敷き詰める
  4. 雨水浸透桝が一番低い位置になるように置き、パイプを設置する
  5. 上から砂利を敷き、シートを被せる
  6. 人工芝の下地となる土を敷く

もともと暗渠排水は田んぼの水はけをコントロールするために使われている方法です。

しかし、近年では一般家庭にも利用されています。

暗渠排水は、業者に依頼するともできますが、DIYでも設置することが可能です。

雨水浸透桝は2,000円~3,000円で購入することができます。

「何をしても水はけがよくならない!」という場合はおすすめの方法です。

水はけ対策をきちんと行ってカビや害虫を防ごう!

水はけ対策がきちんとできていないと、カビや虫、コケなどが発生する原因になったり、見た目が悪くなったりする場合があります。

水はけ対策で最も重要なのは水はけのよい下地を作ることです。

人工芝自体にきちんと透水穴が空いていても下地の水はけが悪いと人工芝を設置しているスペースに湿気や水を溜め込んでしまいます。

下地作りはある程度の知識や技術が必要になるため、DIYをするのが不安な場合は人工芝の施工業者に相談することをおすすめします。

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